Python入門 リストのメソッド(動画あり)

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リストのメソッドの使い方

Pythonが用意する型には便利なメソッドが用意されている場合があります。
今回はリスト型に用意されたメソッドの主なものを紹介しています。

リストオブジェクトのメソッドの詳細はドキュメントにあります。こちらもぜひチェックしておいてください。

リストに新しい要素を追加

既存のリストに新しい要素を追加するときにJavaScriptのようにまだ無いインデックスを指定して要素を代入できません。

animal = ['cat','python','rat','tiger']
animal[4] = 'dog' # エラーになる

リストに要素を追加するにはappend()を使います。
また、insert()を使うと指定した場所に要素を追加できます。

  • list.append(x)
    リストの末尾に要素を一つ追加します。a[len(a):] = [x] と等価です。
  • list.insert(i, x)
    指定した位置に要素を挿入します。第 1 引数は、リストのインデクスで、そのインデクスを持つ要素の直前に挿入が行われます。従って、 a.insert(0, x) はリストの先頭に挿入を行います。また a.insert(len(a), x) は a.append(x) と等価です。

指定した要素の数をカウントするにはcount()を使用します。
extend()は指定したリストを連結します。

list.extend(iterable)
イテラブルのすべての要素を対象のリストに追加し、リストを拡張します。a[len(a):] = iterable と等価です。

extend()と「+ 演算子」の結果は同じになります。

# extend()は指定したリストを連結
fish_a = ['カツオ','タイ','マグロ']
fish_b = ['マグロ','アナゴ','うなぎ']
fish_a.extend(fish_b)
fish_a

結果
[‘カツオ’, ‘タイ’, ‘マグロ’, ‘マグロ’, ‘アナゴ’, ‘うなぎ’]

fish_c = ['カツオ','タイ','マグロ']
fish_d = ['マグロ','アナゴ','うなぎ']
fishs = fish_c + fish_d
fishs

結果
[‘カツオ’, ‘タイ’, ‘マグロ’, ‘マグロ’, ‘アナゴ’, ‘うなぎ’]

  • remove()は指定した値を削除。複数同じ値を持つ場合は最初の要素を削除します。
  • pop()は指定した位置に存在する要素を取り出して返却します。
  • clear()は全ての要素を削除します。
  • sort()は昇順でソートすることができます。
  • reverse()はリスト要素を反転するのに使います。逆順ではなく反転であることに注意してください。
  • sort(reverse=True)が逆順になります。
  • リストはlist()で空のリストを作ることができます。

参考になった書籍

プログラミングを少しでも経験がありPython の文法を学習する場合は、「入門 Python 3」が良いと思います。長く使えます。

「退屈なことはPython にやらせよう」はオブジェクト指向の解説がないです。代わりにPythonを使った便利な実例が初心者には嬉しい内容です。正規表現から、簡単なスクレイピング 、画像操作などあります。ただし、中級者以上には少し物足りないかもしれません。

サンプルのダウンロード

ここでダウンロードする「python_list_method.ipynb」ファイルは、この動画で使用したものです。

python_list_method.ipynb

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