Pythonにおけるif文はJavaScriptなどと少し記述の方法が違います。
条件式はifのすぐ後に()無しで記述してコロン「:」で終わり、条件が成立した場合の命令文は{}ではなく、インデント(半角スペース4つ)した後に処理ブロックを記述します。そしてこのインデントは正しくつけられないとエラーになりますので、慣れるまでは気を付けておく必要があります。
if 条件式:
□□□□処理
elif 条件式:
□□□□処理
else:
□□□□処理
□□□□処理
elif 条件式:
□□□□処理
else:
□□□□処理
x = 0 if x > 10: print("10より大きい") elif x == 0: print("10と等しい") else: print("10より小さい")
Pythonではインデントが重要な役割を持ちますので、インデントを使った記述に慣れるようにしましょう。またインデントは基本的にはタブキーで作成するのではなく、スペースキー4つで作成するのが基本です。
PythonのBoolean型は「True」と「False」で表します。trueやfalseのように小文字のみで記述したり大文字のみで記述するとエラーになりますので注意してください。
比較演算子
if文の条件式では比較演算子が用いられます。
演算子 | 例 | 説明 |
---|---|---|
== | x == y | xとyが等しければTrue |
!= | x != y | xとyが等しくなければTrue |
> | x >y | xがyより大きければTrue |
>= | x >= y | xがy以上であればTrue |
< | x < y | xがyより小さければTrue |
<= | x <= y | xがy以下であればTrue |
in | x in y | xがyの要素であればTrue |
not in | x not in y | xがyの要素でなけばTrue |
is | x is y | xとyが同じオブジェクトであればTrue |
is not | x is not y | xとyが同じオブジェクトでなければTrue |
isの使い方の例
is_empty = True if is_empty is True: print('True')
論理演算子
論理演算子としてはand演算子、or演算子、not演算子を使用することができます。
論理演算子の例
age = 20 sex = 'woman' if age >= 20 and sex == 'woman': print('成人女性です')