クロス集計とは
クロス集計は2つの質的変数の組み合わせで集計して、この2つの変数の関連性を確認するために活用されるものです。
クロス集計表は行と列それぞれの変数の項目を設定して、その組み合わせに対応した度数を集計することで構成されています。
具体的に説明すると、次の様なものです。
A商品とB商品があり、満足したか不満足かアンケートを取ったとします。
製品 | 結果 |
---|---|
A商品 | 満足 |
A商品 | 満足 |
A商品 | 満足 |
A商品 | 満足 |
A商品 | 満足 |
A商品 | 満足 |
A商品 | 不満足 |
A商品 | 不満足 |
B商品 | 満足 |
B商品 | 満足 |
B商品 | 満足 |
B商品 | 満足 |
B商品 | 不満足 |
B商品 | 不満足 |
B商品 | 不満足 |
その結果の度数分布を表にするとしたら、クロス集計を使うことになります。
満足 | 不満足 | 計(行周辺度数) | |
---|---|---|---|
A商品 | 6 | 2 | 8 |
B商品 | 4 | 3 | 7 |
計(列周辺度数) | 10 | 5 | 15 |
上のクロス集計表では行方向が商品、列方向が満足度を示しています。
行方向の合計を行周辺度数、列方向の合計を列周辺度数といいます。
クロス集計の度数を合計からの割合で表すこともできます。
この場合、各行の度数が100%になるような割合をとります。このことを行パーセントと呼びます。
同様に、列パーセントは各列の周辺度数を100%になるように割合を取った場合を表します。
Googleスプレッドシートでピボットテーブル作成の方法
今回はA商品とB商品の評価をまとめたデータをクロス集計する例です。
「満足」、「やや満足」、「やや不満足」、「不満足」の4つの評価があるとします。
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