新しく動画つきの記事を書きました。新しく動画つきの記事を書きました。
受講生の作品づくりにも人気のものですが、なぜか導入が上手くいかないという質問が多いので導入方法を動画にしました。
slick導入の基本
解説のページではなく、slick本家のサイトを参考にしましょう。
基本機能の導入
2017/11現在、本家のグローバルナビの「usage」をクリックすると基本機能を導入するためのコードがあります。
プラグインのコードはグローバルナビの「get it now」から入り「Download Now」ボタンでダウンロードできます。
使用するファイルとフォルダは次のものです。
slick.min.js
slick.css
slick-theme.css(無くても動きますが、あったほうがCSS記述が楽になる)
HTMLコード
クラス名のyour-classは好きなクラス名にします。
<div class="your-class"> <div>your content</div> <div>your content</div> <div>your content</div> </div>
上の例はdivですがulとliでも大丈夫です。
ulを使用した例
<ul class="your-class"> <li>your content</li> <li>your content</li> <li>your content</li> </ul>
CSSのリンク
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="slick/slick.css"/> <link rel="stylesheet" type="text/css" href="slick/slick-theme.css"/>
CSSはslickフォルダにslick.css、slick-theme.csを入れた状態です。
なお、パスが合っていればフォルダ名はなんでも構いません。
スクリプトのリンクはbody終了タグの直前に記述
<script type="text/javascript" src="//code.jquery.com/jquery-1.11.0.min.js"></script> <script type="text/javascript" src="//code.jquery.com/jquery-migrate-1.2.1.min.js"></script> <script type="text/javascript" src="slick/slick.min.js"></script>
srcの値が//から始まっていますが、サーバーにアップすれば正しく動作しますが、ローカルではリンク切れの状態になります。
そのため、ローカルで使う場合は「src=”http//code.jquery.com/jquery-1.11.0.min.js”」のようにローカルで使う場合のみ一時的にhttpを加えておきます。
//から始まる記述はssl対策です。
ssl対応のサイトの場合は、サーバーにアップ時に必ず「src=”//code.jquery.com/jquery-1.11.0.min.js”」の書き方に戻して置いてください。そうしないとサーバー上でリンク切れになる場合があります。
javascriptの記述
ここでセレクタに設定した「your-class」はHTMLで付けた名前と同じにします。
ネット上の解説ページではこの部分の説明が怪しいサイトがありますので注意しましょう。
$(function() { $('.your-class').slick(); });
さて、これで基本機能の導入は完了です。けれども、それらしい表示はされるものの期待と少し違う表示になるはずです。
例えば、カルーセル全体の表示がずれていたり、「次へ」「戻る」ボタンがなかったり、レスポンシブ対応となっているにも関わらずブラウザを縮めても画像サイズが変わらなかったりなど。また自動でカルーセルが動かないなど。。
この原因は自分でCSSを設定する必要があるからです。
CSSの設定
まずは左側だけ余白があって見栄えが悪い。
これはulとliでカルーセルの画像を囲んだときにできます。原因は簡単で、ulが初期状態で持つ左パディングが原因しています。
ul要素をcssでpadding:0にすれば解決します。つまり初期化は自分でやってねということでしょう。
ul{ padding: 0; }
次にレスポンシブ対応ですが、画像が縮小されないのはcssでimgに対してwidth:100%(max-width:100%)が入ってないからです。
img{ max-width:100%; height:auto; }
ところで、カルーセルが動かないのは自動の設定がしてないからです。
手動なら今までの設定でもとりあえず動かせます。PCではちょっと動かしづらいのですが、マウスで無理やり画像をドラッグすると動きます。
そしてこの状態でも実はnextボタンとprevボタンは表示されているのです。それは画面の左端と右端に存在しますが、ブラウザの外に有りしかも背景色と同じ白のため見えないだけです。見れるようにするにはカルーセルを囲む親要素にパディングを付けて背景色を付ければ良いです。
親要素のクラス名を「slider」にした例
.slider{ padding:0 50px; background-color: #888; }
以上で基本機能は使えるようになります。
あとはオプションで機能を付け加えていきます。
オプションはjavascriptで次のように記述します。
よく使いそうなオプション例
$('.your-class').slick({ dots: true, infinite: true, autoplay: true, speed: 300, slidesToShow: 1, adaptiveHeight: true });
その他optionの内容
accessibility:true | タブと矢印キーのナビゲーションを有効にする |
autoplay:false | 自動再生。trueで自動再生される。 |
autoplaySpeed:5000 | 自動再生で切り替えをする時間(待ち時間)。 この設定だけでは自動再生されません。autoplay:trueを設定しておくこと |
speed:600 | 自動再生や左右の矢印でスライドするスピード |
pauseOnHover:true | 自動再生時にスライドのエリアにマウスオンで一時停止するかどうか |
pauseOnDotsHover:true | 自動再生時にドットにマウスオンで一時停止するかどうか |
cssEase:’ease’ | 切り替えのアニメーション。ease,linear,ease-in,ease-out,ease-in-out |
dots:false | 画像下のドット(ページング)を表示 |
dotsClass:’dot-class’ | ページング部分のulに好きなclass名をつける |
draggable:true | ドラッグでスライドできるかどうか |
fade:false | 切り替え時のフェードイン設定。trueでフェードしながら変わる |
arrows:true | 左右のボタンを表示するかどうか。trueで表示、falseで非表示 |
infinite:true | 自動再生ではtrueが最後の画像が表示し終わったら、最初の画像に戻って繰り返す。falseは最後の画像を表示したら逆に戻って表示する。手動の場合は最後の画像が表示されたらボタンが使えなくなる。 |
initialSlide:0 | 何番目の画像を表示するか数字を指定。最初の数字は0から始まるので注意。 |
lazyLoad:‘ondemand’ | 画像を遅延読み込みする。‘ondemand’または’progressive’で指定する。ondemandは画像が表示されるタイミングで load 処理されるもので、progressiveはコードが読み込まれると同時に画像の読み込みが行われるものです。lazyloadを使用する場合、2番目の画像から「src属性」を「data-lazy」とする必要があります。 |
slidesToShow:3 | スライドのエリアに画像がいくつ表示されるかを指定。fade:trueだと上手く表示されません。 |
slidesToScroll:1 | 一度にスライドする数 |
swipe:true | タッチスワイプに対応するかどうか |
vertical:false | trueで縦方向へのスライドするようになります。 |
centerMode:true | centerMode:trueにしてないと使えない。前後の画像をチラ見させる時に、前後の画像をどれくらい見せるか設定できる。 |
centerPadding:’100px’ | 中央のpadding |
最初にページを表示した時はファーストビュー意外の画像の読み込みはせずに、その画像が必要になった時に読み込みを行う手法のことを言います。ファーストビューを少しでも早く表示させる有効な手段です。
jQueryにもLazy Loadを行うライブラリ「Lazy Load Plugin for jQuery」が存在しています。
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