配列とは
配列はいくつかの値を順序付きのキーと値をペアにまとめたものです。配列にはインデックス配列と連想配列の2つがあります。インデックス配列と連想配列の違いはキーが文字であるか、順番に並んだ一意の整数であるかです。そして内部的にはどちらのの配列も連想配列で管理されています。
変数は値を一時的に保管する器のようなものです。保管する値が複数あった場合はその数だけ器を用意する必要があります。例えば玉子のパックのように複数の玉子をきれいまとめて保管できる容器があると便利ですよね。そのような器が配列です。
配列の作り方
配列名の命名規則は変数と同じです。$fruitsのようにします。その名前は変数と変わりありませんし、実は変数として使用することもできます。例えば$fruitsという配列に変数の値を代入すると配列の値は消されて変数として値が代入されることになります。その逆に変数$fruitsに配列を代入すると変数は削除されて配列が作られることになります。
インデックス配列
インデックス配列を作成するには2つの方法があります。
array()を使用
array()を使用すると簡単に配列ができます。キーは0から始まります。
プログラミングの世界ではインデックスの始まりは0からです。1からではありません。たとえなんちゃってプログラマでもこれは常識として身につけておきましょう。
$fruits = array('banana','orange','grape','apple')
ブラケットを使用
$fruits[0] = 'banana'; $fruits[1] = 'orange'; $fruits[2] = 'grape'; $fruits[3] = 'apple';
既存のインデックス配列の末尾にさらに値を追加するには空のブラケットを使用します。
$fruits[] = 'peach';
連想配列
array()を使用
$fruits = array('yellow'=>'banana','amber'=>'orange','purple'=>'grape','red'=>'apple')
ブラケットを使用
$fruits['yellow'] = 'banana'; $fruits['amber'] = 'orange'; $fruits['purple'] = 'grape'; $fruits['red'] = 'apple';
配列のデータの個数を調べる
PHPには配列のデータの個数を調べるcount関数が用意されています。
count($fruits)
配列の中身を確認したい
配列の内容を確認したい場合、例えば開発途中などバグの原因を探すときに有効です。
print_r関数を利用します。
print_r($fruits)