11月30日NTT中央研修所で実施されました。
基調講演
村井慶応大学教授
とりとめのない話がありました。中国のインターネット人口がアメリカを抜いた事とか、国家IT戦略の中にHTML5の文字が入るようになった事や、文科省では相変わらず教育用のOSを導入して・・・と馬鹿な事を言っいるらしい事など、そんなグローバルなお話でした。
何事も取り組むのに時間がかかる、今は2020年の東京オリンピックを目処に進めるといいかもと、HTML5が本格的に普及するのもその頃かもしれないと思った次第です。
Googleの及川さん
ChromeのエンジンはBlinkですよとアナウンス。
余談ですが、CSS3の-webkit-はどうなるのでしょうか?
-chrome-となるかと思ったら以下の通り。
- 今後、新しい機能に対してベンダプレフィックスを増やすことはしない
- 実験的な DOM / CSS の機能に関しては、about:flags で設定可能にする
- 正式にリリースが可能になった時点で、dev/canary チャネルにおいてデフォルト有効の状態にする
- 既存の -webkit- ベンダプレフィックスは引き続き使用可能
- プレフィックス付きの記述をどのタイミングで廃止するかは、統計データを基に決める
その後「新しいAPIについてMIDIなどの例で説明がありました。HTML5のすごいところは実はタグではなくてAPIなのかもしれません。
今回はHTMLとCSSのセッションに行きましたが来年は是非APIの方に行きたいものです。
セッション
Markup Maniax-マークアップ部が語り合うHTML5仕様のいま・これから
このセッションはもっとも気になるHTML5のタグ付けについて3人(村岡氏、酒井氏、矢倉氏)で語る内容。hgroup外されたねとか、main
が本当に導入されるかとか興味深い話でしたが、結局のところ誰も分からないということ。h1の話題も面白かった。HTML5ではセクショニングタグを使用すればアウトライン化できるため、それぞれの見出しにh1を使用できることになったはいいが、どうも気持ち悪い。人間として気持ち悪いというところが思わず共感。
パンくずリストのこのサンプル、矢印が変だよね。といった話題。
で、結局のところタグの使い方をしっかり理解してあとは自信をもって使うということ。
正解はない。
ああ、結局振り出しだ。。。
Responsive Web Design
スライドはこちら
山崎氏の講演。デジハリですね。
レスポンシブの基本から作成のポイントの説明がありました。
こちらはスライドを参考にしてみてください。(授業でもやります)
Media Queryは@mediaを使用した方がレスポンスが若干早くなる。3G回線では重要といったあたりがポイントです。
CSS Regionsを使用した新しいCSSレイアウトを作成する方法
アドビの轟氏の講演
ボックス内のテキストがオーバーフローしたとき別のボックスに流し込まれるというもの。今のところsafariしか使えない。
いいね。これは新聞の段組みのようなものができます。けれどもHTML内にコンテンツとは別にRegions用にタグを入れてやる必要がある。これはセマンティクスを考えると?別ファイルにするなどとなるのだろうか。以下ページ参考です。
Adobe & HTML
この仕組みレスポンシブのMedia Queryと相性が良さそうということで、早いうちに試して先駆けになろう。
Adobe EdgeReflow まあエディタですね、今無料だから試してごらんよとコマーシャルが入りました。htmlのある要素を編集しながらcssがその部分で編集できるなんだか良さそうなものでした。
CSS shape insideの仕組みも面白そうです。例えばハート型の中に形にそった文字配置をできるもの。
モダンなCSS設計パターンを考える
スライド
谷氏の講演です。
スライドを参考にしてください。
cssのOOPをイメージすると分かりやすいです。
こんな風に書かなくてはと思いました。
詳細はSMACSSの本を読むとよいかも。
早速購入してみようっと。
今どきのGruntを使ったフロントエンド開発
石本氏の講演
Web制作で面倒な作業を自動化するビルドツール。
これは使った人でないとわかりませんね。
一度試してみようか思ってます。
Grunt
以上興味のある方は早めにYouTubeで「HTML5 CONFERENCE 2013」で検索すると出てきます。
参考サイト
コメントを投稿するにはログインしてください。