Pythonの文法では、join()メソッドはsplit()メソッドの逆の使い方として、文字を連結するメソッドと紹介されています。
なんとなくそんなものかと通り過ぎてしまいますが、大切なことはjoin()はリストのメソッドではなく、文字列のメソッドだということです。
「join()は文字列に対して呼び出して、リストを渡すという風に覚えよう!」と退屈なことはPythonにやらせように書かれています。
join()メソッドの使い方
まず、つなぎたい文字列のリストを作成します。
次に文字と文字のつなぎ目をどのようなものにするか決めます。
それは、「,(カンマ)」であったり、空白だったり「’ ‘」、あるいはなにも挟まなかったり「”」とします。
string.join(list)
例
>>> my_list = ['aaa','bbb','ccc'] >>> my_join = ''.join(my_list) >>> my_join 'aaabbbccc'
リスト部分を次のようにすることもできます。
>>> my_text = 'tahara','masaharu' >>> my_join = ','.join(my_text) >>> my_join 'tahara,masaharu'
この例では、my_textの値はタプルになります。
つまり以下のコードと同じことです。
>>> my_text = ('tahara','masaharu') >>> my_join = ','.join(my_text) >>> my_join 'tahara,masaharu'
join()をパスの記述で応用する
パスを書くとき、WindowsとMac、Linuxではフォルダ名の区切り記号が違います。
MacやLinuxでは、(/)スラッシュですが、Windowsは(\)バックスラッシュです。
どのOSでも共通なパスを書きたい場合次のようにします。
必ずosをインポートしておく必要があります。
import os
os.path.join(‘フォルダ名’,’フォルダ名’,’ファイル名’)
os.path.join(‘フォルダ名’,’フォルダ名’,’ファイル名’)
>>> os.path.join('user','bin','test.txt') 'user/bin/test.txt'