解 説

Adobe Character Animatorでキャラクターにアニメーションを設定します。
Adobeが用意しているサンプルを自分が作成したキャラクターに入れ替える方法で、できるだけ簡単にとりあえず動けば良いというかなり直感的でかつシンプルな方法で臨みたいと思います。
作業環境はMacBookPro macOS High Sierra AdobeCC 2018です。

DogRoboサンプル(音声なし)

新規プロジェクト作成方法

新規プロジェクト作成の方法は最初少し戸惑うかもしれません。
まず、メニューの「ファイル」から「新規プロジェクト」を選択すると新規プロジェクトが開きます。

プロジェクトの表示ですが、最初にAdobeが用意したチュートリアルやテンプレートパペットが表示されます。
画面上部の中央に「開始」、「リグ」、「録画」、「ストリーム」のメニューが並んでいます。このメニューを切り替えて作業を行います。今回は「開始」からテンプレートパペットのクロエを選びます。

テンプレートパペットの変更作業

新規でAdobe Character Animatorを開いたらクロエを選びます。すでに何らかのプロジェクトを作成している場合は、シーンが表示されている場合があります。この時は画面上部中央メニューの「開始」を選びます。その後画面中央部にあるテンプレートパペットのクロエを選択します。

クロエを選択するとPhotoshopでクロエのキャラクターが開かれます。
ファイルの保存場所:/Users/ユーザー名/Documents/Adobe/Character Animator/Character Animator プロジェクト名/Ch Media/Gathered Media

Photoshopで自分の描いたキャラクターとクロエのパーツを入れ替えます。キャラクターはできるだけシンプルなキャラクターにするのがコツです。
体のパーツをクロエと合わせます。自分の作成したキャラクターに無いパーツはクロエのパーツを非表示にしとおくと良いです。この時レイヤー名を変更しないようにします。
キャラクターをクロエから作成したキャラクターに入れ替えたらそのまま上書き保存します。
背景色を録画編集画面で変更できますが、これは作業用の背景色で実際にムービーに書き出したら黒になります。
別の背景色を使いたい場合は、Photoshopでイラストを描いた際の一番下のレイヤーに背景色を着けておくと後で困らないと思います。

クロエの顔を変更しているところ。
クロエのFace Backgroundレイヤーのすぐ上に、自分で作成したイラストの顔部分のレイヤーを複製する。

特に目や口の動きは大切になります。今回のDogRoboの場合はクロエの目をそのまま使用しています。けれども顔の座標が変更されていますので、目のレイヤーを選択してから目の座標を細かく変更しました。目を閉じた時の1本線が入るレイヤー(Right Blinkレイヤー)など見落としやすいので注意しましょう。また、クロエで非表示の状態のレイヤーはそのまま非表示にしておきます。(レイヤーの左横にある目のマークをクリックして表示、非表示を切り替えます)

目や口のパターンは複数存在しますので位置合わせや変更する場合はそれぞれ自分のイラストに合ったものに変更する必要があります。

Photoshopの別ファイルからある特定のレイヤーを複製するには、複製したいレイヤーを右クリックして「レイヤーを複製」を選択します。

出て来たboxから複製先のファイル名を選択肢ます。

編集画面上部中央のメニューから「録画」を選択して録画用の編集画面に移り、アニメーションの振り付けをします。
カメラに向かって体を揺らしたり、目を動かしたり、何か喋るとその動きにキャラクターが同期して動きます。
少し練習すると簡単に振り付けをすることができます。目の動きはメガネを取った方が良いかもしれません。

振り付けの録画は録画ボタンを押すと始まります。マイクに向かって喋ると声に合わせて口が動きます。

今回のDogRoboの口の動きは作成していた時に近くのTVから流れてくる「The Manzai」の漫才師の声に反応しているものです。音を出さずに口の動きだけ付けたい場合などは漫才師の喋りは結構いい具合になります。(笑)

ファイルの書き出しは、「ファイル」から「書き出し」を選択して「ビデオをAdobe Media Encoder経由…」を選択してAdobe Media Encoderを立ち上げてこれで保存をします。

Adobe Media Encoderが起動したところ

右半分の上部にシーン-クロエ(Photoshop)のところに準備完了と表示されます。そのまま上にある緑の三角ボタン(キューを開始)をクリックするかreturnキーを押すとエンコーディングが始まりムービーが作成されます。

もし、設定の変更を行いたい場合は、「ソースの一致-高速ビットレート」と書かれた青い文字部分をクリックすると設定画面に入れます。

詳細設定画面

この設定画面で画像のサイズを決めたり、タイムラインのトリミングを行ったり、その他詳細な設定ができます。

タイムラインのトリミングは画面左下部分です。両側の三角部分を移動することでスタート位置を変えたり終了位置を変えたりすることができます。

画面のトリミングは左上のところで行います。PhotoShopの切り抜きの要領です。ただしここで設定した通りの画面サイズで表示されるわけではありませんので注意してください。あくまで表示部分の実態のトリミングを行うものです。

ムービのサイズは右側中央部分の「ビデオ」の中の基本ビデオ設定で幅と高さを決めます。

Media Encodeの使い方は少し難しいですが、色々試して見ると良いでしょう。
公式のMedia Encodeの使い方はこちら

Adobe Character Animatorはpngシーケンスでも書き出せます。Gifアニメにしたり、近い将来はAPNGにするなど活用の幅も広いと思われます。とりあえずは使えるようになっておくと良いでしょう。