解 説

Photoshopで作成したオブジェクトを盛り上げたり、くぼませたりするのにベベルとエンボスを使用しますが、いまひとつ正体の分からないまま使用していませんか。今回はベベルとエンボスを掘り下げみたいと思います。

そもそもベベルとエンボスとは何?

ベベル「bevel」は直訳すると「斜面」あるいは「斜角」となります。
一般的にデザインで使用する場合は「斜面」とか面取りの意味合いがあるようです。
日本語で表すと「土手」をイメージするとよいかもしれません。
Photoshopのベベルは平面を押し出して立体的に見せる効果があります。
一方の、エンボス「Emboss」は板金や紙などに文字や絵柄などを浮き彫りにする加工のことです。

Photoshopのベベルとエンボスの実際

Photoshopのベベルとエンボスを実際に試してみました。
黄色の矩形の上に赤の楕円を描いています。
ベベルとエンボスは赤の楕円に対してレイヤースタイルでかけています。従って黄色の矩形には何もスタイルをつけていません。
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このサンプルは赤の楕円にベベル外側、上方向を設定したものです。何も設定をしてない黄色の矩形が楕円に向かって立体化したような状態になっているのが特徴です。実際は赤の楕円に影が付けられています。
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このサンプルは赤の楕円にベベル内側、上方向を設定したものです。赤の楕円内でスタイルが設定されて立体化して見えます。黄色の矩形側には影はありません。
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このサンプルは赤の楕円にエンボス、上方向を設定したものです。赤の楕円でスタイルが設定されて立体化して見えます。黄色の矩形側にも影があります。ちょうど上のサンプル2つを合わせたような形になります。
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このサンプルは赤の楕円にベベル外側、下方向を設定したものです。何も設定をしてない黄色の矩形が楕円に向かってくぼんだような状態になっているのが特徴です。実際は赤の楕円に影が付けられています。(くぼんでいるか、浮き出しているかは見た人の気分次第?)
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このサンプルは赤の楕円にベベル内側、下方向を設定したものです。赤の楕円内でスタイルが設定されて立体化して見えます。黄色の矩形側には影はありません。飛び出しているようにしか見えません。。。
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このサンプルは赤の楕円にエンボス、下方向を設定したものです。赤の楕円でスタイルが設定されて立体化して見えます。黄色の矩形側にも影があります。ちょうど上のサンプル2つを合わせたような形になります。
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浮き上がらせるのは簡単に表現できますが、くぼんで見せるのは巧みに目の錯覚を誘導しなければなりません。単にスタイルを変更するだけでなく、光の角度や光沢の輪郭を変更する必要があります。