PHP基礎 (01) PHPとは?

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PHPとは

PHPはHypertext Preprocessorの略でサーバーサイドで動くスクリプトです。
一方、JavaScriptはクライアントサイドのスクリプト言語です。

PHPもJavaScriptもインタプリタ型言語と呼ばれ、コンピュータが実行できる形式(オブジェクトコード)に変換しながら、そのプログラムを実行する方法でコンパイル(人間の記述したプログラムをコンパイラと呼ばれるソフトウェアで一括して実行可能な形式に変換するタイプの言語)の必要がありません。

PHPはMySQLなどのデータベースとの親和性が高いですから、掲示板やWordPressなどのCMSで使用される場合が多く、JavaScriptはスライドショーや開閉式のメニュー、アニメーションなどで使用されたりします。用途に応じて使い分けていくと良いでしょう。

スクリプトとプログラムの違いは?
一般的にCやJavaなどのコンパイル型の言語をプログラム、JavaScriptやPHPなどインタプリタ型言語がスクリプトと呼ばれています。スクリプトは本来は台本という意味があり、台本のように記述して制御するためだけだった事もありますがバージョンを重ねるに従い高度化していき、実際にはどちらも本格的なプログラム言語であることに違いはありません。例えばActionScriptはFlashを制御するためのスクリプトでしたが、ActionScript3ではほとのどJavaと変わらないようなオブジェクト指向プログラミング言語になっています。

サーバー環境

PHPはサーバーサイドのスクリプトですからPHPを使用するには何らかのサーバー環境が必要です。
通常はローカルマシンでサーバー環境を構築できるXAMPP(MAMP)を使用する場合が多いです。
MAMPのインストールと設定の方法

XAMPPのApacheまたはMySQLが起動しない場合
ポート80を他のサービスが利用している場合があります。要注意はSkypeとIISです。XAMPPを使用するには、これらのサービスを停止する必要があります。IISの停止はコンパネの「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「インターネットインフォメーションサービスマネージャ」からIISマネージャを起動してIISを停止します。Skypeでは利用するポート番号を変更します。Skypeの設定画面から左の「詳細」タブ→「接続」を選択して「上記のポートの代わり、ポート80を使用」のチェックをはずします。

ドキュメントルートとURL

ドキュメントルートとはApacheがWebサービスを行う上で外に公開を許可したフォルダの事です。
XAMPPの場合はhtdocsフォルダ、レンタルサーバーの場合はwwwフォルダだったり、public_htmlフォルダがドキュメントルートに設定されています。
次のアドレスの例では(架空のページです404キャラを見たい場合は開いてみてください)
https://itstudio.co/mypage/sample/lesson1.html
の場合
itstudio.coはドメイン
mypage/sample/lesson1.htmlはドキュメントルートからのパスになります。

ルートディレクトリからのパスの指定方法は、/で書き始めます。
現在の位置から書き始めるには、./で書き始めます。

URIとURLの違いは?
 URI(Uniform Resource Identifier)は、インターネット上にある情報またはリソースを参照する包括的な手段です。参照先はWebページでも、パソコンの中のファイルでも、どこか別の場所にあってもかまいません。URIの中には場所でなく情報資源そのものや名前を示すものも含みます。携帯電話用のWebで使われる「tel:」、書籍を参照する「urn:isbn:」などがその例です。

 WebアドレスはURL(Uniform Resource Locator)と呼ばれています。URLは包括的な表現であるURIのサブセットで、主にネットワーク上の情報やリソースを参照するための特殊形です。以下URL例です。
http:itstudio.co
mailto:hoge@itstudio.co
file://localhost/C:/mybox/info.txt

URLはURIの部分集合であり、リソースの場所を示すものと理解しておけばよいでしょう。

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