解 説

カーニングとは、特定の文字の組み合わせの文字間隔を調整する処理です。

特定の文字とはLA、P、To、Tr、Ta、Tu、Te、Ty、Wa、WA、We、Wo、Ya、Yoなどがあります。フォントでは特定の文字の組み合わせに対する間隔情報が定義されています。つまりどの文字も間隔は一定ではないということです。そうすることによって文字を綺麗にそして読みやすくしているわけです。

トラッキングとは、選択したテキストまたはテキストブロック全体の文字間隔を調整する処理です。

カーニング値およびトラッキング値は日本語のテキストにも有効ですが、本来これらのオプションは欧文文字間のアキを調整するためのものです。

字詰(選択した文字に詰めを設定)とは文字の前後を詰めるためのもので、日本語フォントの間隔を調整する際に使用されます。

以下それぞれ例をみていきます。

karning

 

 

  1. デフォルトの状態でWe love Tokyoと入力しました。
  2. We love Tokyoすべてを選択してカーニングをメトリクスにしました。
    メトリクスはフォントに含まれる情報をもとに、特定の文字の組み合わせに対して自動的にカーニングが行われます。We love Tokyoの文字すべてをドラッグして設定しました。1/1000em単位で設定します。100と設定すると1/10emの間隔を広げることになります。-100だと1/10emの間隔を狭めることになります。emは、その文字に設定されているフォントサイズと正確に比例する相対的な単位です。
  3. オプティカルは 最小限のカーニングしか定義されていないか、まったくカーニングが定義されていないフォントを使用する場合や、1 行内に異なるフォントやサイズを使用している場合はに使用します。オプティカルカーニングでは、文字の形状に基づいて、隣接する文字の間隔が調整されます。We love Tokyoの文字すべてをドラッグして設定しました。メトリクスと微妙に間隔が違います。単位はメトリクスと同じです。
  4. Wとeの間にカーソルを置いてWとeの間隔のみ数値-100を指定して調整しました。数値を指定する場合は文字と文字の間にカーソルを置いて指定しなければなりません。We love Tokyoすべてを選択すると数値指定できない状態になります。
  5. We love Tokyoすべてを選択してトラッキングを-100に指定しました。文字間隔が狭まって文字全体が左に寄りました。
  6. 文字ツメ100%を使用しました。、文字ツメを適用すると、文字の前後のアキが同じ割合で詰まります。日本語テキストで文字の間隔を変更する場合、通常は文字ツメを使用します。文字ツメの値はパーセンテージで設定します。パーセンテージが高くなるほど、文字間のアキは狭くなります。